開田高原は御嶽山を望む、標高約1200メートルにある静かな高原に位置します。
昼夜の寒暖の差が非常に大きく、そんな土地で育てられた野菜は、甘み・風味がとても強く、野菜本来の旨味がギュッと凝縮されています。これは開田高原が育む自然の力と農家さんの情熱が作りだしています。

開田高原は寒冷地なうえ、痩せた土が多い地域。大昔、そんな厳しい環境で作れる作物には制限がありました。
開田高原で村民が生き抜くための主食は米より蕎麦でした。蕎麦は痩せた土地が適しており、限られた厳しい環境の中で得られる貴重な食材でした。

また、御嶽山の雪解け水が流れる開田高原の源流水はとても美しく、身が引き締めるほどの冷水。そんな美しい源流水で育まれる命は、私達の貴重な財産です。
交通手段が限られていた大昔、冬の寒さが厳しい開田高原では、現在のように簡単に食材を手にする事は出来ませんでした。
そんな厳しい環境で生き抜くには、自給自足こそが生活の全てでした。そんな厳しく限られた環境の中で、開田高原の蕎麦や野菜、岩魚は村民の命を支えた食材だと言っても過言ではありません。

開田蕎麦・おんたけ白菜・とうもろこし・山菜・ヤマト岩魚・・・開田高原の先人から受け継がれた食材は、私達にとって誇りであり、守り続けなければならない食材なのです。